投資用マンションの金利について

不動産投資はひと昔前まで一部の富裕層や高所得者だけができるビジネスでした。ただ、最近ではサラリーマン大家が増えてきました。ではなぜサラリーマン大家が増えたのでしょうか。歴史的低金利の観点から考えていきましょう。

そもそも金利とは

資金の賃借において借り手から貸し手に支払われる利息の元金に対する割合の事を言います。
例えば100万円を借り、101万円で返す場合は、1万円が金利となります。
利子率、利率、利回り、割引率なども金利になります。
金利も他の商品サービスと同様に、金融市場における資金の借り手と貸し手の関係、
需要と供給によって決まるということになります。
ですので、金利は資金を借りる際の費用ともいえます。

金利の種類

金利には固定金利と変動金利の2種類があり、固定金利はローンの契約時に金利が決まり、
ローン返済期間中は金利の変動がありません。
それに対し変動金利とは、金利が固定されておらず、
半年に1度金利が見直されることが一般的です。
これから金利の上昇が懸念される中、
個人的には金利が固定されている固定金利型をお勧めいたします。

なぜ金利が存在するのか

金融機関はお金を貸して、金利という利益を得ることにより収益性を生んでいます。
金融機関が融資を出す際に金利が無いと、無償で多額の金銭を貸し出すことになり、
いくら貸しても、いつまで貸しても、収益が得られないので、
金融機関にとってはリスクしかありません。

不動産投資における金利の影響

不動産投資はいかに安く取得するかだけではなく、
いかに高い収益を得られるかということを考えなくてはなりません。
仮に金利が上がると、月々の返済額があがり、マンションを購入する人が減ります。
購入する人が減ると、マンション価格を下げないとマンションが売れないため、
マンション価格の下落に繋がります。
又、金利が上昇すると金融機関は融資を多く出さなくても利益を得られるため、
回収のリスクを考えて融資額が下がります。
融資額が下がるということが、マンション価格の下落につながる要因の一つにもなります。
現在の低金利のメリットは、
月々の返済額が減り、毎月の賃料でローン返済を補うことが出来ることです。
又、低金利により金融機関が融資額を増やしている為、出口戦略が立てやすいです。
出口戦略も立てやすく自己資金ゼロで始められるので、
不動産投資を始める方が増えてきています。

金利上昇の今、不動産投資をすべきなのか

金利の上昇が見られる現在、ローンを組んで不動産投資を行うのは損であると、
考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、長期的な視点で見れば不動産投資は資産形成において有利な選択であるといえます。
より良い運用をする為には、毎月支払う金利は少しでも抑えたいものです。
無理なくローンを返していくために、
自分に合った金融機関を選び、しっかり返済計画を立てましょう。
安い時に買った物件を高く売り、
また安く買うことが出来れば、キャピタルゲインを得れますが、
そのタイミングがいつなのか、なかなか予測が難しいかと思います。
そして、不動産投資は長期スパンで考える必要があり、
景気や社会動向に左右されないように考えておくことも必要です。
景気や社会動向の変化があっても、不動産事業として安定経営出来るかどうかの視点が重要で、
売却して資産の組み換えをするタイミングがきたら、売り時、買い時になります。
売れる時に売る、買えるときに買う。が正解になるかと思います。

まとめ

日本は20年以上低金利環境だった為、金利上昇を意識するのが難しくなっています。
しかし、現在の物価上昇、諸外国の金利の引き上げ、
円安を考えると近い将来、金利が上昇しても不思議ではありません。
不動産投資には様々なリスクが存在する中で、金利上昇のリスクは影響が大きいです。
先行き不透明な現代だからこそ、
安定した収入が得られる不動産投資は理想的な投資法であるという見方ができ、
サラリーマン大家が増えてきているのかと存じます。
ただし、投資用マンションを購入したからといって、
投資がするとは限りません。
あくまでも投資用マンションなので、
月々の収支がプラスでないと上手く運用できているとは言えません。
売却した際に売却益を得るのもありですが、まずは月々の収支を良くしましょう。
弊社は賃貸管理も行っており、月々のキャッシュフローが上手く回っていない方、
今後ご所有のマンションをどうするか迷っている方、これからマンションの購入をご検討の方は、
是非、株式会社PLANINVESTまでお問い合わせください！